◆レセコンの選び方

レセコンの選び方

レセコンの選び方 レセコンには、医科用・歯科用・調剤用の3種類があります。それぞれの専門性に特化した内容となっており、業務がスムーズにできるようにシステムが構築されています。様々なメーカーがレセコンを提供しているので、初めて導入する際や今使っているシステムを入れ替えたいという場合には、それぞれの特徴をよく把握した上で選んでいくことが大切です。
注意点としては、医師が使用する電子カルテの機種です。電子カルテの機種によって使用できるレセコンが自ずと絞り込まれていくからです。電子カルテの多くは、接続できるレセコンを限定しているので、ドクターが使いたい電子カルテが接続できないというトラブルが起こらないようにする必要があります。次に、費用の問題もありますが、どのような機能を期待しているのか、どのような機能が必要なのかということをはっきりさせて、その上でその機能を満たしているものを選定する必要があるでしょう。病院や薬局全体が大きく変わることになるので、導入に際しては慎重に選定することが大切です。

医療費を計算するためのレセコンの機能について

医療費を計算するためのレセコンの機能について レセコンの機能には受付や診療内容、診察料の計算などがあります。患者さんが窓口で診察券などを提示すると、コンピューターから患者さんの情報を検索して受付を済ませます。医療機関によっては受付をしたことを示す書類などが発行され、それを元に診療に必要なカルテを抜き出したりします。電子カルテと連携している場合もあり、採用しているコンピューターの機能によって使い分けます。カルテか各診療料に届けられると診察を開始し、カルテなどに診察内容が記録されます。それを参考に事務部門がレセコンなどを用いて、その日の診察料の計算をします。行った医療行為を入力したり、決められたコードを入力すると自動的に計算してくれます。患者さんが加入している保険の種類や負担割合に合わせて、窓口で徴収する金額が割り出されるのです。
さらに月末から月始めにはレセプトの提出のために患者さん一人ひとりの請求書を印刷したり、病名の整理や書き換えなどもあります。